製紙業界に新卒で入社した酒井さん(仮名)は、10年経ち、私のところに転職相談で来られました。

優秀な大学を卒業されて、誰でも名前を知っている大手製紙会社の重要な事業部で将来を嘱望されて仕事をしているようでした。

彼が転職を決意したのは、会社の業績でもなければ、仕事の物足りなさでもありませんでした。

彼は自分の力がその企業を変えることができるまでにかかる時間を知ってしまいました。

あと最低20年かかる。

今の燃えたぎる仕事への熱意が何故今役に立つことができないのか?

役立たせてもらえないのか?

青臭いかもしらないが、誰よりも熱情はある!

なのに先輩はまだ早いと言う。

わかってないと言う。

若さは羨ましいと言う。

彼は優秀な先輩達がいい人になってしまっていることに何か違和感を感じたのです。

闘う組織、闘う集団になってない。

製紙業界をどうすべきを議論もしていない。

定年までなんとか無事に!


彼はそれで決断しました。

必要なのは安定ではない。

自分には、業界の危機や周りの不理解など、逆境が必要だと。


辛いことを乗り越えて生きたい。

そこに自分の自分たる所以を見出すことができると。


彼に私は地方のある上場企業を紹介しました。

まったく業界が違っていましたが、私はその企業の社長を説得しました。

私にとっても大きなかけでした。

入社してもう5年。

彼は見事に出世していて、会社に取って無くてはならない人材になりました。


今いる企業が過去の蓄積で安定した収入があり、チャレンジ精神が薄れていると感じたら転職をすることを意識してもいいかもしれません。

この先10年に自分が見えないのであれば、潮時なのかもしれません。



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アクティベイト株式会社
代表取締役社長 海老一宏
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