先日お越しになった転職希望者のお話しです。

この方はある中小企業のメーカーに一年前に転職し、営業職として活躍を期待されていました。

売上20億ほどの企業です。

早速新しい市場開拓に励み、コロナの状態にもかかわらず熱心に営業を続けた結果、先月3億円の大型受注にこぎつけました。

一気に年商の15%にもなるビッグ受注でした。


しかし、なんと社長はその受注を断ってしまったのです。

その方は当初、何故社長が受注を断るのかわかりませんでした。

実は、この大型受注を受けると約3割の1億円のコストがかかると言うのです。

コロナで業績が悪化したこの会社はこの資金を出すことができなかったと言うことです。


利益がでるのをわかっていながら諦めざるを得ませんでした。


この会社の判断により、取り引き先からの信用を無くし、かつ、会社からは今後リストラもあることを告げられて転職活動に入ったとのことです。


なんとも気の毒な状況で、コロナの影響の大きさを感じました。


恐らくこのような実態の企業が増えているものと思います。

来年春までにはコロナが沈静化しないと中小企業の多くは経営危機を迎えるところが出てくると思います。


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アクティベイト株式会社
代表取締役社長 海老一宏
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